デ辞蔵が、英和辞典として貧弱であることが分かりました。そこで、有料(2800円)の「ウィズダム英和/和英辞典」を購入。さっそく、その実力を試してみました。

英語のニュースサイトを渉猟して分かったのですが、例えばNew York TimesやUSA Todayのサイトなどは、iPadの文字拡大機能には対応していないことが分かりました。私は裸眼だと、小さい文字が読めないので、文字拡大機能が無効なサイトは、パスします。CNNのサイトでは、文字サイズを拡大できるので、大いに助かります。

今日のトップニュースは、韓国の人びとが直面する戦争への不安についての記事です。その一部を引用してみましょう。
South Koreans are known to be resilient to threats from North Korea. Actions from the North that draw attention from the international community generally go unnoticed by the public in the South.
この記事の中で、resilientという言葉の意味が分からなかったので、さっそくこの部分を「コピー」して、ウィスダム英和辞典を起動し、検索窓に「ペースト」してみました。すると、見事にこの単語の意味が表示されました。「回復力のある、立ち直りの早い」という意味でした。これで、記事の意味もわかります。これを「デ辞蔵」にペーストしてみると、「弾力性の、回復力に富む;快活な」という意味が表示されました。この程度の単語なら、デ辞蔵でも、簡単ではありますが、使えそうです。

しかし、別のニュース記事で、ratifiedという単語の意味を調べようとしたら、ウィスダム英和では、これを不定形(ratify)に直して、検索結果が表示されるのですが、デ辞蔵では、「検索結果は0件でした」になってしまいました。このことからすると、ウィスダム辞典の方が、過去分詞のような活用形にも対応できる分だけ、実用度が高い、ということがいえそうです。2800円を投じただけのことはあったようです。さらに、使い続けて、あらためて比較・評価してみようかと思います。