日本では、電子書籍の出版事業が始まり、利用端末も整備されてきたことで、「電子書籍元年」といわれています。けれども、一歩先を行くアメリカでは、「書店」業界が厳しい冬を迎えているようです。きょうの産経新聞からの引用です。

 業界団体「全米出版協会(AAP)」の見積もりによると、10年8月の時点で、米国全体の書籍販売(学術書をのぞく)のうち電子書籍の売り上げが9%に達した。09年末時点では3・3%にとどまっていたから、驚異的な伸び率を記録したことになる。
 一方、米2大書籍チェーン店のバーンズ・アンド・ノーブルとボーダーズはいずれも経営不振が伝えられ、合併や身売り話がささやかれている。
日本でも、「明日は我が身」となるかもしれません。どうすれば、業界と読者の間で、棲み分けが進むのか、明日のビジネスモデルが問われることになりそうです。