タブレット型の電子書籍端末といえば、これまでアップルのiPadが独壇場だった。そこに、アマゾン・コムが「キンドル・ファイア Kindle Fire」という新型端末で殴り込みをかけてきた。発売は11月15日。5日前のことだ。定価が199ドル(約1万5000円)という衝撃的な低価格だ。製造原価とほとんど同じらしい。コンテンツで収益を確保するという作戦のようだ。ちなみに、iPadの値段は499ドルなので、その半値以下になる。フルカラーのコンテンツと低価格はユーザーにとって魅力的だろう。
→ キンドル・ファイアはiPadに勝てるか(Newsweek誌11月7日)
OSはアンドロイドを使っており、最初からWiFi機能が内蔵されている。この点は、iPadよりもかなり魅力的だ。iPadの場合には、WiFiルータを自分で用意しなければならず、そのコストもバカにならないからだ。
さっそく試用体験記が「マイナビニュース」に載っているので、そちらも参照したい。
→ Kindle Fireを試す(マイナビニュース11月18日)
いずれにしても、これは英語版なので、日本語版を早く出してもらいたいものだ。試用記によると、バッテリー駆動時間が6時間弱と、iPadに比べて劣っているのが気になるところだ。これはぜひ早急に改善してもらいたい。アメリカでは、ちょうどクリスマス商戦が始まるところだ。両者の対決が見物だ。続報を待ちたいと思う。
→ Kindle Fire (Amazon.com)
→ CNet Video Review
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