実名か匿名か

 SNS上で自己開示するかを示す基本的な指標としては、実名で利用するか、それとも匿名ないしハンドル名で利用するかという点をあげることができる。Facebook、Twitter、LINEのそれぞれについて、この点を質問したが、その結果は、下の図に示すとおりである。
real name
 Facebookの場合には、95%とほとんどのユーザーが実名で利用している。また、LINEでは約80%のユーザーが実名で利用している。これに対し、Twitterの場合には、実名で利用しているユーザーは27%にすぎない。ハンドル名ないしニックネームで利用しているユーザーが約7割を占めている。このように、FacebookやLINEは実名利用が多く、Twitterは匿名での利用が多いという結果が得られた。

開示情報(投稿、やりとり)の内容

 それでは、SNS上で大学生はどのようなことを投稿(自己開示、やりとり)しているのだろうか?Facebook、Twitter、LINEのそれぞれについて、同じ設問をしたので、その結果を比較してみた(下図)。
kaiji-contents

 FacebookとTwitterでは、「自分の趣味・興味をもっていることについて」がもっとも多く、「食べたものや飲んだものについて」がこれに続いている。%値は異なっているものの、開示内容の上位は類似している点が興味深い。LINEの場合は、「友人について」がもっとも多く、「自分の趣味・興味をもっていることについて」「仕事やアルバイトについて」「所属しているゼミやサークルについて」がこれに続いている。

 開示情報の量を比較すると、大部分の項目でTwitterの回答率が高いという結果が得られたが、これはどうしてなのだろうか?例えば、「自分の趣味、興味をもっていることについて」は、Twitterでは76%の高率だが、Facebookでは37%にとどまっている。

 その原因はいろいろ考えられるが、やはり、利用頻度が大きく影響しているのではないか?そこで、利用率と「自分の趣味・興味をもっていること」の開示率の関連をみると、次のようになっている。
interest frequency
 やはり、利用頻度が高くなるにつれて、開示度も高くなるという関連がみられる。 

プロフィール画像の種類

 ふだんSNSで使っているプロフィール画像に何を使っているかを質問したところ、次のような結果が得られた。
profile

 どのSNSでも、「自分の写真」がもっともよく使われていることがわかる。次に多いのは、Facebookでは「画像なし」であり、Twitterでは「趣味に関する画像」、LINEでは「その他の画像」となっている。