メディア・リサーチ

メディアとコンテンツをめぐる雑感と考察

カテゴリ: エッセイ

 谷根千(谷中、根津、千駄木エリア)は、東京の下町情緒を残す散歩エリアとして知られています。私の自宅にも比較的近いので、病院に行きがてら、散策してきました。

 出発点は、根津神社前。坂を下ると、不忍通り。ココを右に折れ、しばらく歩くと、右側に「根津名物たい焼き」のお店が。左側には、「手打ち蕎麦 よし房凛」が。まずは、腹ごしらえに、この蕎麦やさんで、名物のぶっかけそばの<磯天おろしそば>(1350円)を注文。

 
おそばIMG_3056






























 食後のデザートは、もちろん、たい焼き。1個170円。ぱりぱりした食感で、あつあつのたい焼きをほおばりながら、散策を続けます。角を左に折れて、まっすぐに坂を上がると、谷中地域に入ります。ここには、有名なヒマラヤスギや、石塀などがあります。また、小さな原生林などもあって、目を楽しませてくれます。
ヒマラヤスギ



















石塀



















  再び、不忍通りの団子坂に戻るまでの行程は、約1時間。坂などもあり、ちょっとした運動になります。

谷根千マップ

 

 2016年4月27日から8月22日まで、国立新美術館で開催中の「ルノワール展」は、印象派の代表的画家である、ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841〜1919)の生涯を辿る稀な機会を提供しています。そこで、ルノワール展の公式ガイドブックである『Renoir』を参照しながら、彼の画家としての遍歴をたどってみたいと思います。

1.印象派へ向かって

 展覧会場に入って、まず目を引くのは、印象派の萌芽がうかがえる、少年の裸像です。この裸像は、かなり写実的であり、クールベやマネの影響を感じさせます。けれども、布地のブルーとホワイトは、紛れもなく、後のルノワールと共通する印象派独特の色彩です。

ルノワール 猫と少年 - Google 検索 2016-06-24 12-42-43
























 次に展示されていたのは、私にもおなじみの美しい裸体の少女像です。ルノワール35歳の作品です。ここには、ややはにかんだ笑顔の健康的な少女と、光と影の混淆が印象的です。ガイドブックでは、次のように表現されています。
樹々の下に佇む少女が、やや斜めに上半身を傾け、物憂げなまなざしを投げかけている。影に沈んだ彼女の身体は青みを帯びているが、ところどころに落ちる木漏れ日が、バラ色の肌を照らし出す。丹念に色彩が重ねられた裸婦に対して、周りの草木を捉えるタッチは粗い。青、緑、黄色や白といった原色に近い絵の具が縦横無尽にカンヴァスを覆い、即興的な色彩の戯れが生まれる。






























2.肖像画の制作

 ルノワールは、若い頃から、人物画を得意にしていました。ルノワールと親しかった、さまざまな男女の肖像画を手がけています。今回の展覧会でとくに印象に残ったのは、黒いベールをかけた婦人像でした。  

ダラス婦人 この絵画では、婦人のかぶる黒いヴェールの透明感と、黒い服の質感がとても柔らかく、魅力的に描かれています。
























3.風景画家の手技


 ルノワールは、親友のモネを伴って、風景画にもチャレンジしています。私の見るところ、ルノワールの風景画は、モネやシスレーやセザンヌに比べると、やや魅力に欠けますが、今回の展覧会で、唯一気に入ったのは、「草原の坂道」です。

ルノワール 草原の坂道 - Google 検索 2016-06-24 14-00-24  この絵は、たぶん、モネと一緒に同じモチーフで描いたのではないかと記憶しています。モネもまた、同じような構図で、うつくしい風景画を描いていました。光にあふれる草原と、人物像がパステルタッチで、美しく描かれています。





4.「現代生活」を描く


 ルノワールは、流行している当時の現代生活の模様を、美しい色彩で描いています。その代表作は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」です。画題となった場所は、ジョルジュ・リヴィエールによると、「モンマルトルの岡の頂という風情あふれる場所に由来する、独特の雰囲気を漂わせた大衆的ダンスホール」だったそうです。いわゆる高級なサロンではなく、こうした大衆的な社交場を画材として選んだところに、ルノワールの人間性を感じ取ることができます。それにしても、これはまさに、名作中の名作といってもいいでしょう。今回の展覧会の目玉となっています。初来日だそうです。




























5.美しき女性たち

 ルノワールは、女性を美しく描く才能がありました。裸婦もそうですが、特に衣服を身につけた女性に魅力を感じます。今回の展覧会では、「田舎のダンス」「都会のダンス」「ピアノを弾く少女たち」が特に気に入りました。女性らしい仕草、優雅な指の描き方など、うっとりしてしまいます。






























 「ピアノを弾く少女たち」は、私にとって、おなじみの絵画です。オルセー、メトロポリタン両美術館で見た記憶があります。見ていると、音楽が流れてくるような、ほのぼのとした気分にさせられます。ちなみに、音声ガイドでは、ドビュッシーのピアノ曲がBGMで流れていました。

 





























 この他にも、魅力的な作品が多数展示されています。閉展までに、ぜひもう一度足を伸ばしてみたいと思っています。

 なお、展覧会の公式サイトは、次のところです。

ルノワール展 

自民、公明両党は、安倍首相が目標に掲げた与党による改選定数(121)の過半数(61)を超える勢いだ。民進党は伸び悩んでいる。改選定数1の1人区(32選挙区)では民進、共産など野党4党が候補を一本化し、一定の成果を示している。(読売オンラインより) 
 世論というものは気まぐれなものですね。自民党が強く推した桝添がさんざん叩かれたのに、有権者は、そのことを一顧だにしないとは。アベノミクスの神話がまだ生きているのでしょうか?


長谷寺のあじさい

 朝5時起きで、鎌倉のあじさい寺に行ってきました。東京からは、わずか1時間30分のところにあるんですね。8時には、長谷寺の山を登り、信じられないほど美しいあじさいの花を観賞していました。こんなにも美しいあじさいは、世界中どこを探しても、ここしかないのではないでしょうか?まさに奇跡です。

 記念に、何枚かの写真をアップしておきます。撮影に使ったカメラは、Canon EOS 80Dです。

 

明月院のあじさい


 もうひとつの「あじさい寺」は、北鎌倉にある明月院です。長谷寺から30分くらいのところにあります。ここでは、ゆるやかな参道の登り坂の左右に、独特の美しいブルーのあじさいが、所狭しと咲き誇り、大勢の見学者を迎えてくれました。これは、「明月院ブルー」とも呼ばれているそうです。

 なんともゴージャスな気分にさせてくれます。何枚かの写真をアップしておきます。


 午後は、いつものように、授業に出ていました。つかの間の夢を見ていたようです。



 

「アマゾン・プライム会員必携」ともいわれる、FIre TV stickが届きました。これは、HDMI端子のついたテレビに差し込み、WiFiの設定をするだけで、アマゾンビデオを始め、NETFLIX、dTV、HULU、Gyao!、U-Next、YouTube、NHK World、天気予報、ゲームなど、多様なコンテンツを大画面TVで見られるSTB端末です。

 さっそくセッティングをしましたが、わずか数分でセットアップが完了。大画面tvでビデオが鑑賞できるようになりました。以前、「ひかりTV」なるインターネットTVサービスで痛い目に会っていることもあり、心配していたのですが、画面はスムーズで、満足しています。アマゾンプライム会員であれば、プライムビデオの作品を無料で楽しむことができます。

 これで、PC、タブレット、スマートフォン、TVと4つのマルチスクリーンが実現したことになります。今後、こうしたデバイスが増えるにつれて、既存のつまらないテレビ番組はそっぽを向けられ、淘汰されていくことでしょう。マスメディアとしての「テレビ離れ」は、ますます加速するのではないでしょうか?

 Fire TV stickに関する詳しい解説は、次のサイトが参考になります。 

【プライム会員必携】Amazon Fire TV Stickのたぶんどこよりも詳しいレビュー


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 いま、こんなタイトルの論文を準備中です。来年2月頃に出る学部紀要に投稿予定です。おそらく、これが私の現役中の最後の論文になるでしょう。

 いまから十数年前になりますが、「『情報』という言葉の起源に関する研究」という拙い小論を、やはり同じ学部紀要に掲載したことがあるのですが、あのときは、十分な先行研究のレビューも行わず、恥をかいてしまいました。

 あれから十数年、「情報」の言葉に関する起源は、小野厚夫氏らの研究によって、明治6年のフランス陸軍の教練書の日本語訳だったことが明らかにされ、論争にはピリオドが打たれています。当初の「森鴎外造語説」は消え去ってしまったようです。くわしくは、次の論文(小野厚夫氏)をごらんください。

情報という言葉を尋ねて⑴
情報という言葉を尋ねて⑵
情報という言葉を尋ねて⑶

 確かに、明治6年に酒井少佐の周辺が「情報」という言葉を作ったのは、ほぼ事実といってもいいでしょう。しかし、森鴎外が、明治34年に、ドイツ語の「Nachricht」を「情報」と訳したことの意義も忘れてはならないのではないかと思います。

 そこで、先行研究を踏まえた上で、「情報」初出文献の原本に立ち返って、「情報」という言葉が生まれた経緯を改めて検証したいと考え、いま関連資料を渉猟中です。

 その裏には、意外と知られざる謎が含まれているように思われます。

 たとえば、有名な森鴎外訳の『大戦学理』(あるいは『戦論』)には「情報」という言葉が頻出する、次のようなくだりがあります。

六  戦の情報

情報トハ敵ト敵國トニ関スル我智識の全体ヲ謂フ是レ我諸想定及ヒ諸作業ノ根底ナリ試二比根底ノ本然ト其ノ不確実ニテ変化シ易キコトトヲ想ヘ戦ト云フ者ノ構築ノ如何二危険ニシテ破壊シ易ク又戦者ノ此破壊ノ為ノニ墜来ル土石ノ下ニ埋メラレ易キカヲ知り難カラサルベシ兵書ヲ読ムニ或ハ明確ナル情報ニ非デハ信ズルコト勿レト云ヒ或ハ常ニ情報ノ妄りニ信ズベカラサルモノナルコトヲ思へト言フコトアリ

 これは、森鴎外自身が訳出した部分ですが、同じ『大戦学理』でも、あとの方は陸軍士官学校がフランス語版から訳出したもので、フランス語のRensegnementを「状報」と訳しています。

 ここに、情報と状報という二つの異なる訳語をめぐる大きな謎があります。続きは、改めて、、、 

 
情報ということば: ─その来歴と意味内容
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 NHKオンデマンドの表紙ページは、映像の一覧が横にスクロールされるように表示されます。マガストアも、雑誌の表紙を横スクロールで一覧できるようになっています。

 考えてみれば、テレビでも雑誌でも、オンデマンドの感覚は共通しています。今年は、まさにオンデマンド元年だったといえるかもしれません。他の従来型マスメディアは、オンデマンド併用が当たり前になる時は、もうすぐそこまで来ている、とこの1年を振り返って思いました。

 来年は、オンデマンドのコンテンツを飛躍的に充実させる年になるでしょう。放送、新聞、雑誌、出版界の対応を引き続きウォッチしていきたいと思います。

※NHKオンデマンドは、iPadに対応していないようです。Flash Playerがダウンロードできず、動画画面が表示されないのです。対応できるよう、改善を要望したいところです。

 マイクロソフトのPoweoPoint 2007を2010にアップグレードするのに、なんと4時間もかかってしまいました。ノートPCの性能が悪いせいなのか?Windowsを最新版にアップデートしないと、インストールができないのが根本的な原因でした。

 ともかくも、何とかインストールに成功。2010の新機能は、MSのサイトをごらんくjださい。
http://www.microsoft.com/japan/athome/umall/office2010/function/powerpoint.aspx#02

 新機能で一番役に立つのは、ユーチューブなどの動画へダイレクトにリンクを設定し、ストリーミング再生できることでしょう。これで、改正著作権法にも対応できるようになりました。

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画面は黒くなっていますが、スライドショーにすると、普通にユーチューブが再生されます。ただし、livedoor blogと同じように、ブロードバンドのネットに接続されていることが必要条件です。

【操作方法】
(1)Poweroint画面で「挿入」⇒「ビデオ」のボタンを押すと、下のように、「webサイトからビデオ・・」というサブメニューが表示されるので、ここをクリックします。
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(2)埋め込みコードの挿入画面が出るので、ユーチューブの画面右下の「埋め込みコード」を押し、スクリプトをコピーします。
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(3)「挿入」ボタンを押せば、Powerpointへの画像貼り付けが終了します。
(4)「スライドショー」でプレイさせると、下のような大画面で再生できます。ただし、ネット回線スピードが遅いと、ユーチューブ再生までけっこう待たされます。プレゼンのときは、事前にどの程度で再生開始になるか、チェックする必要があるかもしれません。
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 きょうから、このブログをスタートします。さまざまなメディアやコンテンツについて、日々の感想、コメントを綴っていきたいと思います。

 このブログは、ユーチューブやニコニコ動画の映像を再生できるのが気に入りました。多様な機能を活用し、今日のメディア、コンテンツの現況、問題などを考えていきたいと思います。

 とりあえず、過日話題になったユーチューブの「尖閣流出ビデオ」を再生してみようかと思います。

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