きのう、本屋さんに寄ったら、『大草原の小さな家』DVD5号が1冊だけおいてあったので、思わず買ってしまいました。なにか、「あなたのために残しておいたのよ」と言っているかのようだったので、、、、。

 寝る前に、収録の3話全部通してみました。「ローラの祈り」(Ⅰ、Ⅱ)、「プラムクリークのクリスマス」の3本です。

 「大草原の小さな家」というのは、ウィキペディアによると、次のような物語です(2010年12月23日閲覧)

原作はローラ・インガルス・ワイルダー1867年2月7日-1957年2月10日)による一連の半自叙伝的小説シリーズ。原作シリーズは『大きな森の小さな家(Little House in the Big Woods)』に始まり全9作を数えるが、テレビシリーズでは第3作の『大草原の小さな家(Little House on the Prairie)』以降を描いている。西部開拓時代のアメリカを舞台にしており、インガルス一家はウィスコンシン州オクラホマ州ミネソタ州サウスダコタ州と移り住む。ローラが生まれたウィスコンシン州を後にオクラホマ州へ移り、その後ミネソタ州へ向けて旅立つまでの話がまず2時間のパイロット版として制作され、続いてミネソタ州のウォルナットグローブという町を主な舞台とした連続ドラマが、9シーズンに渡り制作された。

 原作者のワイルダーさんは、90歳まで長生きしたんですね。物語の舞台は、彼女が少女時代の1870年代。ちょうど、西部開拓の真っ盛りの頃でした。

 今回見た中で、「プラム・クリークのクリスマス」では、当時のクリスマスが、家族の間でどのように迎えられたかを、生き生きと再現しています。父親のフランク、母親のキャロライン、長女のメアリー、次女のローラ、そしてまだ幼い三女のキャリーが、それぞれに、なけなしのお金や持ち物を使って、クリスマス・プレゼントを用意します。それも、クリスマスまでは誰にも教えない「秘密」にしておくというのが、みんなの共有する暗黙の約束なのです。

 クリスマス・イブには、父さんが雪の中、鉄砲を担いで七面鳥を捕ってきます。これでクリスマスのお祝いをするのです。寝る前には、子供たちが暖炉の前にソックスをかけて、サンタクロースからのプレゼントを待ちます。

 さて、待ちに待ったクリスマス(12月25日)の朝がやってきました。みんなで、それぞれのプレゼントが披露されます。その中身は・・・・?

 それぞれが、贈る相手の家族のほしかったものを調べておいたのに、いくつかのすれ違い、というかバッティングがあり、・・・・、それでも、お互いの愛情のこもったプレゼントに感謝の気持ちを分かち合います。家族同士の深い思いやりが感動を呼びます。

 最後に、まだ幼い三女のキャリーが、わずか1セントで買っておいたプレゼントを広げると、・・・、それは銀色の大きな星(十字架を思わせる紙製のクリスマスグッズ)でした。父さんが、「そのプレゼントは誰にあげるの?」と聞くと、キャリーは、「イエス様に」と答えます。そして、父さんと一緒にクリスマスツリーのてっぺんに飾ります。その星をみつめながら、「お誕生日おめでとう、イエス様!」と、かわいい声で言います。「諸人こぞりて!」の音楽ともに、印象的なラストシーンです。

 西部開拓の古き良きアメリカの農村地帯に住む敬虔なクリスチャンの家族。クリスマスを通じて、家族愛が深められる、心温まるストーリーです。

 遠藤薫さんの著述にもあったように、アメリカでは19世紀後半には、家族ぐるみでクリスマスを祝う風習が地方にまで浸透していたことが分かります。

 DVDはふつうの書店でも発売されています。第5号の賞味期限はあと2日。見たい方は、お早めにお求めください。

  編集版YouTubeビデオより