Sugarsyncは当分やめておく

日本では、電子書籍の出版事業が始まり、利用端末も整備されてきたことで、「電子書籍元年」といわれています。けれども、一歩先を行くアメリカでは、「書店」業界が厳しい冬を迎えているようです。きょうの産経新聞からの引用です。
業界団体「全米出版協会(AAP)」の見積もりによると、10年8月の時点で、米国全体の書籍販売(学術書をのぞく)のうち電子書籍の売り上げが9%に達した。09年末時点では3・3%にとどまっていたから、驚異的な伸び率を記録したことになる。日本でも、「明日は我が身」となるかもしれません。どうすれば、業界と読者の間で、棲み分けが進むのか、明日のビジネスモデルが問われることになりそうです。
一方、米2大書籍チェーン店のバーンズ・アンド・ノーブルとボーダーズはいずれも経営不振が伝えられ、合併や身売り話がささやかれている。
以下は、きょうの毎日新聞からの引用です:
米電子書籍標準化団体「国際電子出版フォーラム(IDPF)」の電子書籍の閲覧方式「EPUB(イーパブ)」が来年5月、日本語に正式対応することが28日、分かった。米アップルの「iPad」が採用するなど事実上の世界標準となっているが、日本語などの縦書きを想定しておらず、国内では普及していなかった。日本語対応したイーパブを国内の出版社や電子書籍端末のメーカーが採用すれば、開発にかかる時間や費用を大幅に抑えられ、電子書籍のさらなる普及に道を開くことになる。【宇都宮裕一、南敦子】
とくに、第二部は、"New Media"という表題で、ニューメディアを活用したオバマ氏の大統領選挙キャンペーン(2008年)について、詳しく解説しています。iPadでじっくり読み進めていきたいと思います。ペンシルベニア州シートンヒル大学のジョアン・ボルト学長は、「iPadのおかげで学生たちのバックパックは軽くなるだろう」と言う。
大学では、新学期が始まる今秋から2100人の全学生にiPadを支給する予定だ。
米アップルが提供するiPad向けの電子書籍販売サービス「iBookstore」で参考書や教科書を買えるようにする。iPadが1台あれば、学生たちが何冊もの重い本を持ち歩かなくても済むわけだ。授業中にiPadでメモを取り、インターネット上のサーバーに保存するなど、様々な使い方を想定している(日経ビジネス特集号より)
やはり、今年の顔は、Social Neworkingだったようです。Zuckerberg氏は、わずか26歳という若さ。facebookの最高責任者(COE)です。ハーバード大学在学中に、SNSであるfacebookを開発。2010年夏には、世界中で5億人もの人びとがアクティブに利用する、ソーシャルメディアの王者となっています。米カリフォルニア州中部に位置する小都市、ビセーリア市。ここの教会で毎週日曜日に開かれる伝統的な礼拝風景に最近、ちょっとした変化が起きた。牧師が聖書の話を始めると、信者たちがiPadの電源を入れ出すのだ。話が退屈だからではない。電子聖書に目を通すためである
きのう紹介しようと思った、”Socialnomics”ですが、調べてみると、日本語訳はいち早く出版されていました。タイトルは、『つぶやき進化論-「140字がGoogleを超える!』というものです。
つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)
著者:エリック クォルマン
イースト・プレス(2010-07-29)
原書の表題とあまりにもかけ離れたイメージのする邦訳書名は、あまり頂けませんね。私自身は、きのう原書を入手したばかりで論評することはできませんが、通読したら、(原書の)書評の形で公開したいと思っています。
負け惜しみをいうわけではありませんが、原書のiPad版は、11ドル(1000円弱)でした。アマゾンで現物版の価格をみると、なんと2200円となっています。これに対し、日本語訳版は1575円です。ということで、iPad版の価格が一番安く設定されていました。iPadで買ってよかった、と一安心!
iPad版のいいところは、値段が安いだけではありません。辞書機能がついていて、分からない単語の意味はワンクリックで表示されるのは、とても便利です。随所にあるインターネットサイトへのリンクも、ワンタッチで被引用サイトへジャンプできます。これもたいへん便利。重要だと思った箇所には、黄色のマーカーをつけられます。現物と違って、あとでマーカーを消去するのも簡単。いったん読み終わっても、再度立ち上げると、よみかけのページをすぐに開いてくれること、注釈の番号をクリックすると、注釈をすぐに表示し、また「戻る」ボタンで本文に戻ることができること、、、など、圧倒的な使い勝手の良さが光ります。
これからの出版は、オンライン版抜きには語れないでしょう。紙版とオンライン版を両方同時に行う出版が普通になる時代が、もうすぐそこまで来ている、という実感を受けました。
Socialnomics: How Social Media Transforms the Way We Live and Do Business