iPadがもっとも大きな影響を及ぼすのは、教育現場ではないでしょうか?本来、電子書籍として発売されたことがその理由です。
とくに、アメリカの大学などでは、以前から、授業ごとに、毎週毎週、何冊もの教科書を読み、宿題を出すことを義務づけています。日本の大学と比べると、この点が決定的に違います。その結果、学生はリュックに何冊もの教科書を入れて大学に通う、という風景は当たり前。
もし、こうした紙の教科書がなくなって、すべてiPadに収納できれば、学生の体力的な負担は激減するでしょう。
そんなこともあり、アメリカでは、iPadが発売される前から、iPadを使って電子教科書を定価の半分程度で販売し、これを授業で活用しようという計画があちこちで進んでいるようです。
日経ビジネスiPad特集号では、次のような事例が報告されています。
こうした動きは、シートンヒル大学だけではありません。例えば、ノース・カロライナ州立大学では、図書館を通じて学生にiPadを貸す計画を建てています。メリーランド大学では、Digital Cultures and Creativityのクラスで全学生にiPadを提供する予定です。ジョージ・フォックス大学でも、従来のノートPCに代えて、iPadを全学生に供与すると宣言。コーネル大学のように、iPadが多くなりすぎると、ワイヤレスの電波が足りなくなるのでは、と心配する大学も出ているほどです。
日本の大学ではどうなのでしょうか?ソフトバンクは、小中学校にiPadを電子教材として普及させる協議会を立ち上げたと聞いています。日本の場合、電子教材の開発には、アメリカよりも時間がかかると思われますから、iPad教材の本格的な普及は、再来年度以降になるでしょう。
けれども、若者の「本離れ」が進んでいる現状を考えると、iPad教材の活用は、学生や生徒に本への興味を新たに呼び起こすことができるかもしれませんね。iPadだけではなく、ガラパゴスやリーダーなど、日本製の電子書籍端末の進化にも期待したいものです。
※ネットで検索してみたところ、福岡市の博多高校では、iPad100台を導入して、補助教材として授業で活用しているようです。
iPadを使って授業を受ける生徒たちの声:
「ワクワクしてやる気が出る」と好評
大谷大学でも、2011年度から、文学部人文情報学科の全学生にiPad端末を配布し、新たな教育プログラムの構築に取り組んでいるそうです。
⇒アメリカでの、大学でのiPad利用に関する議論:
とくに、アメリカの大学などでは、以前から、授業ごとに、毎週毎週、何冊もの教科書を読み、宿題を出すことを義務づけています。日本の大学と比べると、この点が決定的に違います。その結果、学生はリュックに何冊もの教科書を入れて大学に通う、という風景は当たり前。
もし、こうした紙の教科書がなくなって、すべてiPadに収納できれば、学生の体力的な負担は激減するでしょう。
そんなこともあり、アメリカでは、iPadが発売される前から、iPadを使って電子教科書を定価の半分程度で販売し、これを授業で活用しようという計画があちこちで進んでいるようです。
日経ビジネスiPad特集号では、次のような事例が報告されています。
ペンシルベニア州シートンヒル大学のジョアン・ボルト学長は、「iPadのおかげで学生たちのバックパックは軽くなるだろう」と言う。
大学では、新学期が始まる今秋から2100人の全学生にiPadを支給する予定だ。
米アップルが提供するiPad向けの電子書籍販売サービス「iBookstore」で参考書や教科書を買えるようにする。iPadが1台あれば、学生たちが何冊もの重い本を持ち歩かなくても済むわけだ。授業中にiPadでメモを取り、インターネット上のサーバーに保存するなど、様々な使い方を想定している(日経ビジネス特集号より)
こうした動きは、シートンヒル大学だけではありません。例えば、ノース・カロライナ州立大学では、図書館を通じて学生にiPadを貸す計画を建てています。メリーランド大学では、Digital Cultures and Creativityのクラスで全学生にiPadを提供する予定です。ジョージ・フォックス大学でも、従来のノートPCに代えて、iPadを全学生に供与すると宣言。コーネル大学のように、iPadが多くなりすぎると、ワイヤレスの電波が足りなくなるのでは、と心配する大学も出ているほどです。
日本の大学ではどうなのでしょうか?ソフトバンクは、小中学校にiPadを電子教材として普及させる協議会を立ち上げたと聞いています。日本の場合、電子教材の開発には、アメリカよりも時間がかかると思われますから、iPad教材の本格的な普及は、再来年度以降になるでしょう。
けれども、若者の「本離れ」が進んでいる現状を考えると、iPad教材の活用は、学生や生徒に本への興味を新たに呼び起こすことができるかもしれませんね。iPadだけではなく、ガラパゴスやリーダーなど、日本製の電子書籍端末の進化にも期待したいものです。
※ネットで検索してみたところ、福岡市の博多高校では、iPad100台を導入して、補助教材として授業で活用しているようです。
iPadを使って授業を受ける生徒たちの声:
「ワクワクしてやる気が出る」と好評
大谷大学でも、2011年度から、文学部人文情報学科の全学生にiPad端末を配布し、新たな教育プログラムの構築に取り組んでいるそうです。
⇒アメリカでの、大学でのiPad利用に関する議論:
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