今年は、「電子書籍」元年といわれました。この場合、「書籍」の概念はどう定義されているでしょうか。「雑誌」も含めて論じられることが多いようです。
では、「新聞」はどうでしょうか?ふつうのメディア用語では、雑誌や書籍とは別のカテゴリーでくくられることが多いでしょう。
けれども、最近のiアプリなどを見ていると、たとえば「ビューン」のように、『毎日新聞(Mainichi iTimes)』が『週刊サンデー』や『週刊朝日』などと一緒にコンテンツを配信しています。その『Mainichi iTimes』をのぞいてみると、新聞とも週刊誌ともつかないスタイルで紙面構成されています。いわば、日刊雑誌のようなスタイルです。見出しを週刊誌風にアレンジしており、iPadなどの情報端末でも読みやすくするという工夫がみられます。
一方、『産経新聞』の場合には、紙の新聞をそのまま電子化するという形をとっています。これで、一ヶ月の購読料金は1500円。『日本経済新聞』の電子版が一ヶ月4000円なのに比べると安いように思えますが、コンテンツはどうなのかな、という点で躊躇してしまいます。NHKオンデマンドのサービスのように、月額900円台に押さえてくれれば、購入してもいいかなという気になります。この600円くらいの差が、読者にとっては大きな違いと感じられるのです。
朝日、読売の二大紙は、まだ日刊電子版をつくっていないようですが、『産経』『日経』スタイルになるのか、それとも『毎日』スタイルになるのか、来年になれば分かるかと思います。
いずれにしても、電子版の日刊新聞の場合、月額1000円以内というのが売れるかどうかの条件だと私は思っています。10年ほど前、電子新聞に関するアンケート調査をしたことがありますが、そのときでも、1000円以下なら購読するという回答がもっとも多かったと記憶しています。
電子新聞は、1995年6月のasahi.comからスタートしましたが、有力全国紙における本格的な有料の電子新聞サービスは、来年が「元年」になるのかもしれません。『Times』誌のような、映像、音声も含めたコンテンツの配信を期待したいと思います。
では、「新聞」はどうでしょうか?ふつうのメディア用語では、雑誌や書籍とは別のカテゴリーでくくられることが多いでしょう。
けれども、最近のiアプリなどを見ていると、たとえば「ビューン」のように、『毎日新聞(Mainichi iTimes)』が『週刊サンデー』や『週刊朝日』などと一緒にコンテンツを配信しています。その『Mainichi iTimes』をのぞいてみると、新聞とも週刊誌ともつかないスタイルで紙面構成されています。いわば、日刊雑誌のようなスタイルです。見出しを週刊誌風にアレンジしており、iPadなどの情報端末でも読みやすくするという工夫がみられます。
一方、『産経新聞』の場合には、紙の新聞をそのまま電子化するという形をとっています。これで、一ヶ月の購読料金は1500円。『日本経済新聞』の電子版が一ヶ月4000円なのに比べると安いように思えますが、コンテンツはどうなのかな、という点で躊躇してしまいます。NHKオンデマンドのサービスのように、月額900円台に押さえてくれれば、購入してもいいかなという気になります。この600円くらいの差が、読者にとっては大きな違いと感じられるのです。
朝日、読売の二大紙は、まだ日刊電子版をつくっていないようですが、『産経』『日経』スタイルになるのか、それとも『毎日』スタイルになるのか、来年になれば分かるかと思います。
いずれにしても、電子版の日刊新聞の場合、月額1000円以内というのが売れるかどうかの条件だと私は思っています。10年ほど前、電子新聞に関するアンケート調査をしたことがありますが、そのときでも、1000円以下なら購読するという回答がもっとも多かったと記憶しています。
電子新聞は、1995年6月のasahi.comからスタートしましたが、有力全国紙における本格的な有料の電子新聞サービスは、来年が「元年」になるのかもしれません。『Times』誌のような、映像、音声も含めたコンテンツの配信を期待したいと思います。
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