英語の本を読んでいると、難しい単語がやたら並んでいるものと、きわめて平易な文章で綴られているものとがあることに驚かされる。いま読んでいるのは、さきにも紹介したDidital Divideという、今年発売されたばかりの本だが、これは論文集ということで、多数の執筆者の文章が含まれている。英単語の難易度からいっても、優しいものから難解なものまでさまざまだ。
例によって、Weblioオンライン辞書を手元において、引きながら読んでいる。この辞書のいいところは、主立った単語については、音声で発音を確かめることができることだ。音声ボタンを押すと、ネイティブスピーカーの声で発音してくれる。これは、単に発音を確かめるだけではなく、単語を覚えるのにも有効のようだ。
今日出くわした新単語を拾い上げると、次のようなものがある。
・etch 深く刻みつける (エッチングということばは日本語にもなっていますね。その連想で覚えよう)
〔原文〕Reading is not etched into our genes the way speech is.
〔訳〕文章を書くことは、話すことのようにわれわれの遺伝子に刻み込まれているわけではない
・ideogram 表意文字
〔原文〕Readers of ideograms , such as the Chinese, develop a mental circuitry for reading that is very different from circuitry found in those of us whose written language employs an alphabet.
〔訳〕中国語のような表意文字の読者は、書かれた文字がアルファベットであるわれわれとは違った精神的な情報処理回路を発達させている。
・curtail 切り詰める、短縮する、省略する
〔原文〕Friedrich Nietzsche had been forced to curtail his writing, and he feared that he would soon have to give it up.
〔訳〕フリードリヒ・ニーチェは、かれの書物を切り詰めざるを得なかった。そして、かれはやがてそれを放棄しなければならないことを恐れた。
・subsume 包摂する
〔原文〕The Internet, an immeasurably powerful computing system, is subsuming most of our other intellectual technologies.
〔訳〕計り知れないほど強力な計算システムであるインターネットは、われわれのもつ他の大部分の知的テクノロジーを包摂するようになっている。
・contemplation 黙想、熟考
〔原文〕In Google's world, the world we enter when we go online, there's little place for the fuzziness of contemplation.
〔訳〕グーグルの世界(われわれがオンラインに入るときの世界)では、熟考のファジーさが入り込む余地がない。
・Worrywart 心配性の人
〔原文〕Maybe I'm just a worrywart. Just as there's a tendency to glorify technological progress, there's a countertendency to expect the worst of every new tool or machine.
〔訳〕たぶん私は心配性なのかもしれない。技術進歩を称賛する傾向があるのと同様に、どんな新しい道具や機械に対して最悪の事態を想定する反対の傾向があるのだ。
・bemoan 悲しむ、嘆く
〔原文〕In Plato's Phaedrus , Socrates bemoaned the development of writing.
〔訳〕プラトンのPhaedrusの中で、ソクラテスは書き言葉の発展を嘆き悲しんだ。
以上の文章は、「インターネットのおかげで、われわれの精神的情報処理の回路や思考方法が根本的に変化してしまった」という趣旨の論文から引いたものだ。〔タイトルは、「グーグルはわれわれをバカにさせているか?」となっている)。
例によって、Weblioオンライン辞書を手元において、引きながら読んでいる。この辞書のいいところは、主立った単語については、音声で発音を確かめることができることだ。音声ボタンを押すと、ネイティブスピーカーの声で発音してくれる。これは、単に発音を確かめるだけではなく、単語を覚えるのにも有効のようだ。
今日出くわした新単語を拾い上げると、次のようなものがある。
・etch 深く刻みつける (エッチングということばは日本語にもなっていますね。その連想で覚えよう)
〔原文〕Reading is not etched into our genes the way speech is.
〔訳〕文章を書くことは、話すことのようにわれわれの遺伝子に刻み込まれているわけではない
・ideogram 表意文字
〔原文〕Readers of ideograms , such as the Chinese, develop a mental circuitry for reading that is very different from circuitry found in those of us whose written language employs an alphabet.
〔訳〕中国語のような表意文字の読者は、書かれた文字がアルファベットであるわれわれとは違った精神的な情報処理回路を発達させている。
・curtail 切り詰める、短縮する、省略する
〔原文〕Friedrich Nietzsche had been forced to curtail his writing, and he feared that he would soon have to give it up.
〔訳〕フリードリヒ・ニーチェは、かれの書物を切り詰めざるを得なかった。そして、かれはやがてそれを放棄しなければならないことを恐れた。
・subsume 包摂する
〔原文〕The Internet, an immeasurably powerful computing system, is subsuming most of our other intellectual technologies.
〔訳〕計り知れないほど強力な計算システムであるインターネットは、われわれのもつ他の大部分の知的テクノロジーを包摂するようになっている。
・contemplation 黙想、熟考
〔原文〕In Google's world, the world we enter when we go online, there's little place for the fuzziness of contemplation.
〔訳〕グーグルの世界(われわれがオンラインに入るときの世界)では、熟考のファジーさが入り込む余地がない。
・Worrywart 心配性の人
〔原文〕Maybe I'm just a worrywart. Just as there's a tendency to glorify technological progress, there's a countertendency to expect the worst of every new tool or machine.
〔訳〕たぶん私は心配性なのかもしれない。技術進歩を称賛する傾向があるのと同様に、どんな新しい道具や機械に対して最悪の事態を想定する反対の傾向があるのだ。
・bemoan 悲しむ、嘆く
〔原文〕In Plato's Phaedrus , Socrates bemoaned the development of writing.
〔訳〕プラトンのPhaedrusの中で、ソクラテスは書き言葉の発展を嘆き悲しんだ。
以上の文章は、「インターネットのおかげで、われわれの精神的情報処理の回路や思考方法が根本的に変化してしまった」という趣旨の論文から引いたものだ。〔タイトルは、「グーグルはわれわれをバカにさせているか?」となっている)。
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