東京に50年以上も住んでいながら、有名な観光名所にもなっている築地市場に初めて行ってみた。観光の目玉ともいわれる早朝のマグロ競りの見学をしようと、朝4時半に家を出て、JR始発で新橋まで行き、タクシーで築地市場に駆けつけたのだが、時遅し!すでに午前4時に見学希望者が120人の定員に達し、見学はかなわないというのだ。すでに、外国人グループなどが専用の着衣を身につけて、ワクワク顔で待っているではないか!われわれと同じく、出遅れて断られている外国人も。まあ、私たちは都内に住んでいるのだから、またこの次の機会にと、あきらめることにした。

築地市場 午前5時、外国人の見学者



















 悔しいので、さっそく市場の中にある人気の寿司店「大和寿司」にいくと、長蛇の行列。いちばん人気は「寿司大」なのだが、こちらは行列が延々と続き、1時間以上は待たねば入れそうにない。大和寿司は30分ほど待って入ることができた。さすがにネタは新鮮でおいしい。 

 座席の隣には、大型のデジタル一眼レフを抱えた外国人観光客がいて、寿司などをバシバシ撮っていた。私は多少気が引けたので、iPhoneのカメラで若干記念撮影した。








  食事を終えて、外に出ると、空がだいぶ明るくなっていた。市場で魚などを買い物。こういう中央市場は、どこでも活気にあふれているが、築地市場も例外ではない。以前、ベトナムと台湾とソウルでやはり観光名所である中央市場を見学したことがあるが、やはり活気にあふれていて楽しかったという記憶がある。

活気にあふれる築地市場



















 秋も深まりゆく朝方ということで、体がすっかり冷え込んでしまったので、市場のそばにある「米本珈琲店」に入ってみた。カプチーノを注文したのだが、これがまた実に美味しかった。

 築地市場は、またぜひ訪れてみたい東京名所だ。