最近よく聞かれるようになった言葉に、「デジタルシニア」がある。そのきっかけは、2011年に東大の橋元研究室と電通が共同で設立した「DENTSU デジタルシニア・ラボ」だろうか。このプロジェクトは、東大で5年ごとに実施されている「日本人の情報行動」調査で、60代の約半数がインターネットを利用しているという最新のデータにもとづいて設立されたものだ。デジタルシニアとは、「インターネットやデジタル機器を自在に使いこなすアクティブなシニア層」のことで、いまやデジタルシニア層は、この年代層の半分近くを占めるようになっている。くわしくは、次のサイトを参考にしていただきたい。

・ 消費を牽引する「デジタルシニア」の可能性

 何を隠そう、そういう私もデジタルシニアの仲間の一人だ。とくに、60代に入って定年退職を迎えたデジタルシニア層は、自由時間がたっぷりとあるだけではなく、購買力も高く、また長年の経験を生かして、潜在的な情報発進力も高いと推測される。その高い情報発信力を支えてくれるのが、タブレット端末であり、スマホである。この年代層がこうしたユーザーフレンドリーなIT機器を手にすれば、潜在的な情報発進力がフルに発揮されるようになるだろう。

 というわけで、私もデジタルシニアの可能性を追求すべく、アップルから発表された最新型のタブレットIPad Air2を購入することにした。 実際の発売日は3日後だというので、とりあえず予約注文を入れておいた。入荷するのがいまから楽しみだ。タブレット端末でいちばん期待しているのは、電子書籍の利用だ。9.7インチの大画面でこそ、電子書籍のメリットが発揮されるのではないかと考えている。あとは、ブログの更新とか写真の整理、編集など、写真が趣味の私なりの用途を考えている。購入後には、ファーストインプレッションを含めて、改めてご紹介することにしたい。