メディア・リサーチ

メディアとコンテンツをめぐる雑感と考察

2016年06月

「アマゾン・プライム会員必携」ともいわれる、FIre TV stickが届きました。これは、HDMI端子のついたテレビに差し込み、WiFiの設定をするだけで、アマゾンビデオを始め、NETFLIX、dTV、HULU、Gyao!、U-Next、YouTube、NHK World、天気予報、ゲームなど、多様なコンテンツを大画面TVで見られるSTB端末です。

 さっそくセッティングをしましたが、わずか数分でセットアップが完了。大画面tvでビデオが鑑賞できるようになりました。以前、「ひかりTV」なるインターネットTVサービスで痛い目に会っていることもあり、心配していたのですが、画面はスムーズで、満足しています。アマゾンプライム会員であれば、プライムビデオの作品を無料で楽しむことができます。

 これで、PC、タブレット、スマートフォン、TVと4つのマルチスクリーンが実現したことになります。今後、こうしたデバイスが増えるにつれて、既存のつまらないテレビ番組はそっぽを向けられ、淘汰されていくことでしょう。マスメディアとしての「テレビ離れ」は、ますます加速するのではないでしょうか?

 Fire TV stickに関する詳しい解説は、次のサイトが参考になります。 

【プライム会員必携】Amazon Fire TV Stickのたぶんどこよりも詳しいレビュー


Fire TV Stick
Fire TV Stick
posted with amazlet at 16.06.14
Amazon (2015-10-28)
売り上げランキング: 4
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 授業で出しているレポートを管理するツールとして、最近愛用しているのが、evernoteです。250名以上も履修するクラスで、2000字以内のレポート課題を出し、ワードファイルで提出してもらっているのですが、これを一度に読んで採点するのは、一大仕事。

 まずは、すべてのレポートを保管しておき、読み出すには、Evernoteが最適のツールとなっています。レポート専用のノートブックをつくり、ワードファイルをPDF形式に変換し、このノートブックにドロップして保管します。その上で、IPadやMacで一人一人のレポートを読んで採点するようにしています。

 また、ゼミではブックレポートをA4版3ページで、こちらは紙で提出してもらったため、ドキュメントスキャナーで読み取り、即、Evernoteに保存するようにしています(使っている機種は、ScanSnap IX500)。

 手間はかかるようですが、こうすることによって、貴重なドキュメントを、失うことなく、Evernoteで一元的に管理することができ、授業管理に役立っています。こうした作業自体、楽しいという側面もあります。忘れっぽい私にはぴったりの情報整理法です。

 それにしても、レポート提出の締め切りがあさってというのに、提出率はまだ3割!大丈夫かなあ。というか、締め切り直前に殺到して、大変な目に遭いそうな予感が!


富士通 FUJITSU ScanSnap iX500 (A4/両面/Wi-Fi対応) FI-IX500A
富士通 (2015-02-06)
売り上げランキング: 580


 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

きのう見た映画は、「パッチ・アダムス」。精神科に入院していた頃、患者から教えられ、人助けがしたくて、退院後、大学の医学部に入学。その後12年間にわたって、困っている人たち数万人を治療したという、トゥルーストーリーです。やはり、感動しました。 ただ、ロビン・ウィリアムズ氏は、2014年、鬱病が原因で自殺したとのこと、信じられない気持ちです。パッチ・アダムズのように、末永く生きて活躍してほしかったと思います。

※ストーリーの詳しい紹介は、こちらです。 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

進むテレビ離れ

 最新のNHK国民生活時間調査(2015年実施)によると、1日の中でテレビを見る人(テレビの行為者率)は、約85%で、2010年に比べて4%も減少しています。また、1日あたりのテレビ視聴の全員平均時間は、平日で3時間18分で、2010年と比べると10分も減少しています。これは、ある意味、衝撃的な数字です。1975年以来はじめて、「テレビ離れ」が顕著に現れたからです。

 これに対し、「ビデオ・HDD・DVD」の行為者率は15%で、2010年に比べて4%も上昇しています。また、1995年以来、ビデオ・HDD・DVDの行為者平均時間は増える傾向にあります。明らかに、テレビ視聴を、これらの新しいメディア利用が置き換えている部分が少なくないようです。

躍進するネット動画配信サービス

 YouTubeやニコニコ動画はおいておくとして、ここ数年、有料のオンデマンド・ネット動画配信サービスが人気を博すようになっています。例をあげると、Hulu、TSUTAYA TV、Netflix、Amazonプライムビデオ、U・Next、dTVなどがあります。料金は、各社違いますが、月額にして、400円から1000円くらいの間にあるようです。私が愛用しているのは、Amazonプライムビデオです。そこで、このサービスについて、簡単に紹介したいと思います。

Amazonプライムビデオ

 2015年9月にサービスを開始したサービスです。なによりもメリットは、料金が安いということです。年会費3900円で、アマゾンの宅配プライムサービスやプライムミュージックなどのサービスも受けられます。私はアマゾンで買い物をすることが多いので、そちらのサービスでも、元がとれていますから、プライムビデオはおまけのサービスとして利用させてもらっています。

 ラインアップされた映画やドラマもそれなりに豊富ですし、どうしても見たい映画は、350円から400円でレンタル視聴することができます。他のオンデマンドネット動画配信と同様に、PC、スマートフォン、タブレットに対応していますから、いつでも、どこでもユビキタスにサービスを受けられるのも大きなメリットといえるでしょう。

 日曜日には、ゆっくり自宅で、1本か2本の映画を見て過ごすのが日課になっています。ネット動画配信の大競争時代に入り、テレビ離れは、今後ますます進んでいくのはないかと予想されます。
Amazonビデオ
Amazonビデオ
開発元:AMZN Mobile LLC
無料
posted with アプリーチ
Netflix
Netflix
開発元:Netflix, Inc.
無料
posted with アプリーチ
Hulu / フールー
Hulu / フールー
開発元:Hulu Japan, LLC
無料
posted with アプリーチ
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 お気に入りのブログをFeedリーダーアプリで登録しようと思い、いろいろとウェブサーフィンしてみたのですが、頻繁に更新するよさげなブログが、なかなか見つかりませんでした。思えば、2005年頃がブログの全盛時代だったんですね。いまや、SNSがブログを完全に追い越してしまい、かつてのアルファブロガーは急減してしまったかのようです。寂しい限りです。当ブログは、こうした現状にもめげず、これから毎日更新をめざして再起を期したいと思っております。ご声援、よろしく願いします。

 ところで、Mac用のFeedリーダーとしては、こちらがお勧めです。
 
Reeder 3
Reeder 3
開発元:Silvio Rizzi
¥600
posted with アプリーチ
Feedly - your work newsfeed
Feedly - your work newsfeed
開発元:DevHD
無料
posted with アプリーチ
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 いま、こんなタイトルの論文を準備中です。来年2月頃に出る学部紀要に投稿予定です。おそらく、これが私の現役中の最後の論文になるでしょう。

 いまから十数年前になりますが、「『情報』という言葉の起源に関する研究」という拙い小論を、やはり同じ学部紀要に掲載したことがあるのですが、あのときは、十分な先行研究のレビューも行わず、恥をかいてしまいました。

 あれから十数年、「情報」の言葉に関する起源は、小野厚夫氏らの研究によって、明治6年のフランス陸軍の教練書の日本語訳だったことが明らかにされ、論争にはピリオドが打たれています。当初の「森鴎外造語説」は消え去ってしまったようです。くわしくは、次の論文(小野厚夫氏)をごらんください。

情報という言葉を尋ねて⑴
情報という言葉を尋ねて⑵
情報という言葉を尋ねて⑶

 確かに、明治6年に酒井少佐の周辺が「情報」という言葉を作ったのは、ほぼ事実といってもいいでしょう。しかし、森鴎外が、明治34年に、ドイツ語の「Nachricht」を「情報」と訳したことの意義も忘れてはならないのではないかと思います。

 そこで、先行研究を踏まえた上で、「情報」初出文献の原本に立ち返って、「情報」という言葉が生まれた経緯を改めて検証したいと考え、いま関連資料を渉猟中です。

 その裏には、意外と知られざる謎が含まれているように思われます。

 たとえば、有名な森鴎外訳の『大戦学理』(あるいは『戦論』)には「情報」という言葉が頻出する、次のようなくだりがあります。

六  戦の情報

情報トハ敵ト敵國トニ関スル我智識の全体ヲ謂フ是レ我諸想定及ヒ諸作業ノ根底ナリ試二比根底ノ本然ト其ノ不確実ニテ変化シ易キコトトヲ想ヘ戦ト云フ者ノ構築ノ如何二危険ニシテ破壊シ易ク又戦者ノ此破壊ノ為ノニ墜来ル土石ノ下ニ埋メラレ易キカヲ知り難カラサルベシ兵書ヲ読ムニ或ハ明確ナル情報ニ非デハ信ズルコト勿レト云ヒ或ハ常ニ情報ノ妄りニ信ズベカラサルモノナルコトヲ思へト言フコトアリ

 これは、森鴎外自身が訳出した部分ですが、同じ『大戦学理』でも、あとの方は陸軍士官学校がフランス語版から訳出したもので、フランス語のRensegnementを「状報」と訳しています。

 ここに、情報と状報という二つの異なる訳語をめぐる大きな謎があります。続きは、改めて、、、 

 
情報ということば: ─その来歴と意味内容
小野 厚夫
冨山房インターナショナル
売り上げランキング: 467,172
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 体調がよくなると、がぜん物欲がわいてきます。以前から欲しかったミドルクラスの一眼レフカメラを買ってしまいました。CanonのEOS80D。カメラのキタムラで、以前から所有していたNikonのD5100を下取りに出して、12万円ちょいで購入しました。Nikonのカメラは、発色が私に合っていなくて、ほこりをかぶっている状態でしたが、下取り価格がなんと2万3000円ということで、驚愕しました。買ったときは確か5万円台だったので、なんとなく得をした気分です。

 しかも、6月末まで、EOS 80D発売記念キャンペーン期間中ということで、定価25000円相当のパワーズームキットがもれなく無料でもらえることになりました。ということで、実質10万円で手に入れた、高性能の最新一眼レフです。

  さっそく、六義園やら神代植物園やらに、三脚とリュックとともに持ち出し、試し撮りをしてきました。自分で気に入った作例をいくつかアップしておきますね。



 
 これからは、花の写真専門のアマチュア写真家をめざしたいと思っています。なお、FlickrのFlowersグループに参加していて、世界中の花の写真好きの人たちと交流をはかっています。

 ところで、このカメラもそうですが、最近のデジタル一眼レフ(コンデジも含めて)は、WiFi機能を内蔵しているものが増えていますね。私は、このカメラ専用に、Eye-Fi Mobiカードという、WiFiルーター機能を内蔵したSDカードを購入しました。これを使うと、カメラで写真をとった端から、写真画像をiPhoneやiPadに転送し、その場で確認したり、SNSにアップしたりできるので、とても便利です。撮った写真は、すべてEye-Fiの容量無制限クラウドに保管されますし、自宅に帰ると、PCをつうじて、DropBoxやFlickrにも自動転送されるように設定しています。これで、バックアップは完璧です。


Eyefi Mobi
Eyefi Mobi
開発元:Eye-Fi
無料
posted with アプリーチ

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

Day One 2 Diary + Journal + Notes
Day One 2 Diary + Journal + Notes
開発元:Bloom Built, LLC
¥600
posted with アプリーチ


 このDay One 2というアプリは、Mac、iPhone、iPadで動く「日記アプリ」です。どこにいても、好きなことを気軽に書き込め、写真などを10枚まで載せることができるので重宝しています。忘れっぽい私ですが、ここに記録しておくと、あとで思い返すときに便利です。発見のメモ帳的な「知的生産のツール」としても使えます。Facebookやtwitterには書きにくいプライベートなコンテンツも、安心して書き込めるので、プライバシー保護の観点からもお勧めできるアプリです。

このアプリを使い始めてから、Facebookやtwitterでの発信をほとんどしなくなりました。他の人と共有したいことがあれば、ブログでも十分だし、つぶやきなどは、ソーシャルにはあまり意味ないような気がしてきました。いわゆる「プライバシー・パラドックス」解決策の一つとしても、このようなアプリは必携といえるでしょう。私の場合、1日に10回以上更新する日も少なくありません。

蓄積型のライフログですから、あとで振り返るのが楽しくなります。また、研究ノートとしても使える、多機能なアプリです。私の場合、「日記」「趣味関連」「研究ノート」「健康管理」「家計管理」「家族関係」など計10カテゴリーに分けて整理しています。

マックユーザーでしたら、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか? 

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ここ半年ほど、メディアリサーチのブログを更新していませんでしたが、体調が回復しましたので、改めて更新を開始することにしました。今後とも、よろしくお願いいたします。

きょうのテーマは、Office 2016 for Mac のインストールに関するトラブルの話です。いままで、1年間、わたしはクラウド型のOffice365 Soloを使っていたのですが、ソフトがしょっちゅう落ちるというトラブルに泣かされてきました。

そこで、年間契約の更新時期を控えて、思い切って、パッケージ版のソフトに乗り換えることにしました。ところが、インストールがうまく行かないのです。困ったあげく、Microsoftサポートに電話して、アシストしていただいた結果、1時間くらいかかって、ようやくインストールに成功しました。

いまのところ、快適に動いているようです。Office 365は、OneDrive愛用者にとっては便利ですが、同期が遅くて、私には不満がありました。もっぱらDropBoxをクラウドに使っている私としては、Office 365 Soloの魅力はない等しい状態でした。なので、いまのパッケージ版には満足しています。1年半使えば、もとはとれる勘定です。少なくとも、これから5年間は使い倒したいと思っています。
Dropbox
Dropbox
開発元:Dropbox
無料
posted with アプリーチ



 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ