自民、公明両党は、安倍首相が目標に掲げた与党による改選定数(121)の過半数(61)を超える勢いだ。民進党は伸び悩んでいる。改選定数1の1人区(32選挙区)では民進、共産など野党4党が候補を一本化し、一定の成果を示している。(読売オンラインより)世論というものは気まぐれなものですね。自民党が強く推した桝添がさんざん叩かれたのに、有権者は、そのことを一顧だにしないとは。アベノミクスの神話がまだ生きているのでしょうか?
カテゴリ: 政治・社会
オバマ選挙キャンペーンとソーシャルメディア
2008年、オバマの選挙キャンペーンにおいて、ソーシャルメディアが積極的に活用された。オバマの公式ウェブサイト(BarackObama.com)は、ほとんどSNSといってもいいほど、ソーシャルメディアを駆使したウェブサイトだった。それだけではなく、フェイスブック、マイスペース、ユーチューブなどのソーシャルメディアが徹底的に利用された。
例えば、オバマの行った主要な演説はほとんどすべて、ユーチューブに投稿された。彼が行った"A More Perfect Union"のスピーチは、2010年8月時点で820万ビューを記録した。ユーチューブの専用チャンネルでは、1850ものビデオが投稿され、計2200万人がこれを視聴した。
フェイスブックとマイスペースは、とくに若い世代をターゲットとして、組織的なキャンペーン手段として活用された。例えば、フェイスブックでは、オバマを支持する大学生は、「オバマ」と検索するだけで、他の支持者とすぐにつながることができた。オバマの公式アプリを使うと、自分のプロフィールページにこのアプリを追加することができ、、それによって他の支持者やイベントとつながることができた。iPhone用のオバマキャンペーンのアプリも提供された。これを使うと、ユーザーのコンタクトデータがサポーターのキャンペーンへの参加を促進することができた。これによって、キャンペーンメッセージをより多くのサポーターに送ることができるようになり、支持者を増やす上でも有効なツールになった。このiPodアプリ自体、一人のサポーターがボランティアで作成したものだった。
このようにして、各種のソーシャルメディアをフルに活用することを通じて、サポーターとキャンペーンとの間の双方向的なコミュニケーション環境がつくられたのである。これによって、オバマと彼のチームは、史上初の「メディアポリティクス2.0」を生み出すことに成功したのである。2007~2008年に展開されたオバマのキャンペーンは、21世紀のメディアポリティクスにおけるお手本を提供したということができるだろう。
(Michael Cheney and Crystal Olsen, "Media Politics 2.0 : An Obama Effect" より抜粋)
参考ユーチューブサイト:
・A More Perfect Union Speech
・YouTube BarackObama.com ユーチューブのオバマ公式チャンネル
例えば、オバマの行った主要な演説はほとんどすべて、ユーチューブに投稿された。彼が行った"A More Perfect Union"のスピーチは、2010年8月時点で820万ビューを記録した。ユーチューブの専用チャンネルでは、1850ものビデオが投稿され、計2200万人がこれを視聴した。
フェイスブックとマイスペースは、とくに若い世代をターゲットとして、組織的なキャンペーン手段として活用された。例えば、フェイスブックでは、オバマを支持する大学生は、「オバマ」と検索するだけで、他の支持者とすぐにつながることができた。オバマの公式アプリを使うと、自分のプロフィールページにこのアプリを追加することができ、、それによって他の支持者やイベントとつながることができた。iPhone用のオバマキャンペーンのアプリも提供された。これを使うと、ユーザーのコンタクトデータがサポーターのキャンペーンへの参加を促進することができた。これによって、キャンペーンメッセージをより多くのサポーターに送ることができるようになり、支持者を増やす上でも有効なツールになった。このiPodアプリ自体、一人のサポーターがボランティアで作成したものだった。
このようにして、各種のソーシャルメディアをフルに活用することを通じて、サポーターとキャンペーンとの間の双方向的なコミュニケーション環境がつくられたのである。これによって、オバマと彼のチームは、史上初の「メディアポリティクス2.0」を生み出すことに成功したのである。2007~2008年に展開されたオバマのキャンペーンは、21世紀のメディアポリティクスにおけるお手本を提供したということができるだろう。
(Michael Cheney and Crystal Olsen, "Media Politics 2.0 : An Obama Effect" より抜粋)
参考ユーチューブサイト:
・A More Perfect Union Speech
・YouTube BarackObama.com ユーチューブのオバマ公式チャンネル
Yes We Can ユーチューブ動画〔2008年2月〕
2008年米大統領選挙に向けて、2008年2月2日にユーチューブにアップされた「YesWe Can」というタイトルのミュージックビデオがある。投稿者は、will i am。複数のミュージシャン達がオバマ候補のスピーチに合わせて、Yes We Canという共感のメッセージを伝えたものだ。いま時点では2300万回も視聴されている。このビデオは、メールやSNSなどを通じて大勢の人々に伝えられ、共感を呼び、オバマ候補の支持拡大に大きな役割を果たしたといわれている。
『「オバマ」のつくり方』という本がある。その冒頭で著者は、2008年2月、トロントのアパートで、この動画へのリンクがはってあるメールを目にした体験を語っている。ツイッターやフェイスブックでもうわさになっていると聞き、彼女はユーチューブのこの動画を見て感激し、オバマ陣営のキャンペーン活動に参加することになったという。
2012年の大統領予備選まであと数ヶ月。オバマ大統領はどのようなキャンペーン戦略を繰り出してくるだろうか。ソーシャルメディアは、オバマ再選にどのような役割を果たすだろうか?いまから期待が膨らんでくる。
オンライン上では、早くも選挙戦が始まっている。
→My.Barackobama.com公式サイト
→facebook オバマ公式ページ
→twitter オバマ公式アカウント
日本でも、来年あたり衆議院選挙が行われる可能性が高いと思われるが、このような魅力的なユーチューブ動画がアップされると、若者はもっと政治や選挙に関心をもつようになるかもしれない。
『「オバマ」のつくり方』という本がある。その冒頭で著者は、2008年2月、トロントのアパートで、この動画へのリンクがはってあるメールを目にした体験を語っている。ツイッターやフェイスブックでもうわさになっていると聞き、彼女はユーチューブのこの動画を見て感激し、オバマ陣営のキャンペーン活動に参加することになったという。
人気ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アムが大勢のセレブと一緒にバラク・オバマ上院議員の演説に合わせて歌っていた。私の関心を引いたのはリッチな有名人たちの顔ではない。その瞬間まで遠くから観察するだけの存在だった1人の男が発する、希望と変革のメッセージだった」(ラハフ・ハーフーシュ著『「オバマ」のつくり方』より)
2012年の大統領予備選まであと数ヶ月。オバマ大統領はどのようなキャンペーン戦略を繰り出してくるだろうか。ソーシャルメディアは、オバマ再選にどのような役割を果たすだろうか?いまから期待が膨らんでくる。
オンライン上では、早くも選挙戦が始まっている。
→My.Barackobama.com公式サイト
→facebook オバマ公式ページ
→twitter オバマ公式アカウント
日本でも、来年あたり衆議院選挙が行われる可能性が高いと思われるが、このような魅力的なユーチューブ動画がアップされると、若者はもっと政治や選挙に関心をもつようになるかもしれない。
オバマ効果とMedia Politics 2.0
The Obama Effect: Multidisciplinary Renderings of the 2008 Campaign
「メディアと政治」(特にアメリカの最新事情)に関心のある方にとっては必読書でしょう。「オバマ効果」(The Obama Efffect)というタイトルの本。最近出たばかりのようです(2010年9月20日発売)。オンライン版で15ドルでした。
とくに、第二部は、"New Media"という表題で、ニューメディアを活用したオバマ氏の大統領選挙キャンペーン(2008年)について、詳しく解説しています。iPadでじっくり読み進めていきたいと思います。
「メディアと政治」(特にアメリカの最新事情)に関心のある方にとっては必読書でしょう。「オバマ効果」(The Obama Efffect)というタイトルの本。最近出たばかりのようです(2010年9月20日発売)。オンライン版で15ドルでした。
とくに、第二部は、"New Media"という表題で、ニューメディアを活用したオバマ氏の大統領選挙キャンペーン(2008年)について、詳しく解説しています。iPadでじっくり読み進めていきたいと思います。
小沢一郎氏、政倫審出席を拒否の回答
予想通り、出席拒否の回答を岡田幹事長に提出。民主党の分裂は必至か?そんな場合ではないだろう・・・
民主党の小沢一郎元代表は17日午後、自らの衆院政治倫理審査会(政倫審)出席に関する対応について党本部に秘書を派遣し、文書で岡田幹事長に回答した。。文書では、自身が近く強制起訴されることを踏まえ、「裁判を行うことが確定している私が、政倫審に自ら出席しなければならない合理的な理由はない」として、現時点で政倫審への出席を拒否する意向を伝えた。
(読売新聞12月17日14:26)
朝日新聞の世論調査でも、内閣支持率21%
けさの朝日新聞でも、管内閣の支持率が21%という調査結果が報道されていました。政党支持率をみても、自民党が民主党が上回り、いま選挙が行われれば、自民党の勝利は間違いないでしょう。先日の茨城議会選挙にそれが如実にあらわれています。来年の地方選挙での民主苦戦が予想されます。
小沢国会招致問題、沖縄問題、景気雇用対策、社会保障問題など、喫緊のイシューで、管首相のリーダーシップが問われています。
小沢国会招致問題、沖縄問題、景気雇用対策、社会保障問題など、喫緊のイシューで、管首相のリーダーシップが問われています。
管内閣支持率が2割台に下落
今日公表されたNHKの世論調査によると、管内閣の支持率が25%となり、鳩山内閣総辞職直前に近い低水準となりました。いよいよ末期状態か?